九州外科学会 ヘルニア

演題No.A2-2 5月12日 午前 第三会場
演題名 閉鎖孔ヘルニアの3例
発表者所属 熊本労災病院 外科
発表者氏名 水流添 周、岡村 健二、井上 克彦、大佐古 智文、種子田 岳史
抄録

 閉鎖孔ヘルニアは骨盤ヘルニアの1種で、比較的まれな疾患である。当科では平成11年から12年にかけて、3例の閉鎖孔ヘルニアの手術症例を経験した。それぞれ86歳、69歳、85歳といずれも高齢の女性で、腹部手術の既往はなかった。来院時の症状は、イレウス症状が主であった。入院から手術にいたるまでの日数はそれぞれ1日、3日、11日であった。3例とも閉塞性イレウスとして開腹し、確定診断は手術によってえられた。脱出臓器はいずれも小腸で、うち2例は小腸部分切除を要した。いずれも術前にCT検査が施行され、骨盤外への消化管脱出像が認められていた。原因不明のイレウスの鑑別疾患には、本疾患も考慮すべきであると考えられた。

索引用語 1.閉鎖孔ヘルニア 2.閉塞性イレウス