九州外科学会 ヘルニア

演題No.A2-4 5月12日 午前 第三会場
演題名 イレウスで発症した腰ヘルニアの1治験例
発表者所属 県立宮崎病院外科
発表者氏名 川野貴久、上田祐滋、河野慎二、豊田清一 
抄録

症例は84歳の男性。平成11年5月, 便秘, 嘔吐を主訴に当科受診。右腰背部に鶏卵大の軟らかい無痛性の腫瘤を触知した。腹部CT,注腸造影検査にて腰ヘルニアと診断し, 緊急手術を行った。上腰三角部に約4×4cmのヘルニア門を認め, 内容は上行結腸と大網であり, 容易に還納し得た。術後イレウス症状は, 直ちに改善し21日目に退院した。 腰ヘルニアは上腰及び下腰部三角の抵抗減弱部位に生じる稀な疾患である。背部腫瘤を主訴とすることが多く, 本症例のようにヘルニア嵌頓後, イレウスを合併することは少ない。今回, 文献的考察を加えて報告する。

索引用語 1.腰ヘルニア,2.イレウス