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九州内分泌外科学会 乳腺
| 演題No.B1-2 | 5月13日 午前 第二会場 |
| 演題名 | 著明な乳管内進展を示した乳腺嚢胞内癌の一例 |
| 発表者所属 | 佐賀医科大学一般・消化器外科 |
| 発表者氏名 | 明石道昭、濱本隆浩、松尾達也、伊山明宏、中房祐司、宮崎耕治 |
| 抄録 | 全周型の乳腺嚢胞内癌(広義)の1例を経験したので報告する。症例は56歳、閉経後女性。右乳房C領域に長径 3 cm、表面平滑、弾性硬の腫瘤を触知した。MMG、乳腺US検査を施行したところ、腫瘤部は嚢胞性病変であったが壁に明らかな腫瘤は形成していなかった。乳腺MRI検査では嚢胞壁の早期濃染像が認められたものの、形態上癌を強く示唆する所見に乏しかった。嚢胞液の穿刺吸引細胞診はClassVであった。入院後、乳腺円状部分切除術Bpを施行した。病理検査結果は、乳頭腺管癌であった。壁外への乳管内浸潤が著明で、切除断端は陽性であった。このため二期的に追加切除および腋窩リンパ節郭清を行った。本例において術前画像検査で癌の浸潤範囲は捉えられなかった。乳腺嚢胞性腫瘍の診断は、時に困難であり、過大手術防止や二期的乳房温存療法を念頭においた積極的な Probe lumpectomyが必要と考えられる。他の乳腺嚢胞内腫瘍症例との比較なども含めて症例を呈示する。 |
| 索引用語 | 乳癌 嚢胞内癌 |