九州内分泌外科学会 乳腺

演題No.B4-1 5月13日 午前 第二会場
演題名 乳癌軟部組織再発の化学療法奏効中に発症した癌性髄膜炎の一例
発表者所属 佐賀医科大学一般・消化器外科
発表者氏名 松尾達也、古賀靖大、濱本隆浩、伊山明宏、中房祐司、宮崎耕治
抄録 われわれは骨、軟部組織再発乳癌患者に化学療法を施行中効果を認めながら、脳転移を合併し急速に全身状態が悪化、死の転帰をとった一例を経験したので報告する。症例は50歳、女性、多発骨転移および皮膚浸潤を伴うステージIV右進行乳癌にたいし、胸筋温存乳房切断術を施行、術後ホルモン化学療法にて部分寛解(PR)を認めた。化学療法中止後、骨転移巣の増悪を認めたためタキソテール化学療法を開始。再びPRを認めていたが突然意識障害が出現、頭部MRI検査から乳癌脳転移、癌性髄膜炎と診断した。意識障害出現から約3週間、手術から1年6ヶ月後、死亡した。乳癌術後患者において、脳転移を含む実質臓器転移を認めることはまれではなく、その治療に難渋することがしばしばである。実質臓器転移制御および効果的治療法の確立が必要と考えられる。
索引用語