九州外科学会 心,血管

演題No.C3-1 5月12日 午後 第三会場
演題名 重複左腎静脈に合併した腹部大動脈瘤(AAA)の2例
発表者所属 鹿児島大学第二外科
発表者氏名 久 容輔、戸田理一郎、井畔能文、渡辺俊一、新里研吾、上野隆幸、荒田憲一、坂田隆造
抄録

症例1:72歳男性。AAAは最大径5cmで腎動脈下から両側総腸骨動脈に及んだ。術中に大動脈後方で大量の静脈性出血を認め,重複左腎静脈の後方枝の損傷と確認された。20mm×10mmの人工血管で置換後、腎機能低下もなく経過良好だった。術前CTで重複腎静脈が確認し得、十分な術前検討が肝要であった。症例2:75歳女性。左腎癌とAAAの同時手術を施行した。左腎摘後AAAは20mmの人工血管で置換した。術前CTで重複左腎静脈が確認し得、左腎摘を優先させ安全に手術を行えた。重複腎静脈の頻度は1.5〜8.7%とされているが、AAA合併例の報告はない。 AAA手術では静脈奇形併存の可能性も念頭に入れるべきである。

索引用語 腹部大動脈瘤、重複腎静脈