九州外科学会 食道

演題No.E1-3 5月13日 午前 第三会場
演題名 術前診断を誤った食道表在癌の1例
発表者所属 鹿児島大学第一外科
発表者氏名 小園 勉、夏越 祥次、盛 真一郎、中野 静雄、草野 力、馬場 政道、愛甲 孝
抄録

術前診断を誤った食道表在癌の1例 【はじめに】近年、内視鏡の普及により食道表在癌が増えており、EMRの適応も拡大してきた。今回我々は術前深達度SM1と診断しEMR施行、断端陽性であったため開胸食道切除術を施行した症例を経験したので報告する。【症例】70歳男性、1989年に喉頭癌に対して喉頭全摘術を施行。1999年10月内視鏡検査で食道の異常を指摘され、当科入院後の精査にて病変は中部食道の右壁に小隆起を伴う陥凹性病変として認められた。EUS(20MHz)にてSM層の圧排所見ありSM1と診断、リンパ節転移認めず、Stage Iと診断しEMRを施行した。病理診断の結果、深達度はsm3,切除断端(水平、深部)陽性であったため、開胸開腹手術を施行した。切除標本では水平断端陽性であったが深部断端は陰性であった。【考察】内視鏡で浅い陥凹性病変で小隆起を伴っており、また、EUS(20MHz)にてSM層の圧排所見ありSM1と診断した。今後、EUS(20MHZ)による正確な診断が期待される。

索引用語 食道表在癌、EMR、EUS