九州外科学会 食道

演題No.E1-4 5月13日 午前 第三会場
演題名 食道切除再建術後肺塞栓症の治療経験
発表者所属 大分医科大学第二外科
発表者氏名 和田伸介、野口 剛、橋本 剛、西野達生、工藤哲治、唐原和秀、久保宣博、内田雄三
抄録

肺塞栓症は外科手術後の合併症として報告例が増加している。食道癌切除再建術後に発生した肺塞栓の一例を経験したので報告する。症例は75歳、女性。Mt2型の食道癌に対し平成12年1月26日に、胸部食道全摘を行った。術後5日目にICUを退室、術後初めての歩行をしベッドに戻ったところ、突然の呼吸苦を訴えた。PaO2:40mmHgと著明に低下し、心エコーで右心負荷を確認したため肺塞栓を強く疑い直ちに肺動脈造影を行った。肺動脈造影では左S1+2,S3にdefectを認め、また右下葉、左舌区、左下葉の末梢枝の描出も不良であった。肺動脈にカテーテルを留置し血栓溶解を行った。翌日の確認造影では著明な改善が認められ、その後呼吸状態は安定した。文献的考察を加え、報告する。

索引用語 肺塞栓症、食道癌術後