九州外科学会 胆,膵

演題No.G3-4 5月12日 午前 第一会場
演題名 原発性硬化性胆管炎、胆嚢壁内嚢腫を合併した胆管及び胆嚢重複癌の一例
発表者所属 熊本大学第一外科
発表者氏名 吉本健太郎、高森啓史、山本すぎ子、近本 亮、田辺大朗、辻 龍也、金光敬一郎、平岡武久
抄録

症例は71歳、男性。原発性硬化性胆管炎と胆嚢壁内嚢腫を合併した乳頭型総肝管癌の診断の下に、胆摘、胆管壁部分切除とリンパ節郭清を行った。総肝管腫瘍は術中凍結診断でcarcinoma in adenomaであり、また胆管空腸吻合による術後逆流性胆管炎を回避するため、総肝管の腫瘍を含め胆管壁切除後、胆嚢管断端に悪性所見の無い事を確認し、胆嚢管をpatchとしてcholangioplastyを行った。術中、胆嚢には壁内嚢腫以外に肉眼的異常を認めなかったが、術後組織上胆嚢の一部に奬膜下層に浸潤した胆嚢癌を認めた。肝内胆管狭窄病変を伴う場合の切除と胆道再建をいかに行うか問題となり、また胆嚢壁内嚢腫に胆嚢癌を合併した極めて稀な症例であった。

索引用語 胆嚢壁内嚢腫,cholangioplasty