九州外科学会 小腸,大腸

演題No.I6-2 5月13日 午前 第三会場
演題名 Meckel憩室がループを形成し小腸嵌頓によるイレウスを惹起した1例
発表者所属 国立病院九州医療センター外科1)、同病理2)、同臨床研究部3)
発表者氏名 垰本純哉1)、富川盛雅、池尻公二、楠本哲也、鈴木 稔、矢加部 茂、野中道泰、才津秀樹、朔 元則、竹下盛重2)、吉田晃治3)
抄録

 成人のMeckel憩室が、稀な形態をとったために発生したイレウスを経験した。症例は20歳、男性。突然の腹痛と嘔吐を訴え、近医にてイレウスと診断され紹介入院となった。イレウス管挿入による保存的治療にて軽快せず、造影にて回腸の高度狭窄を認めたため、緊急手術を施行した。Meckel憩室の先端が小腸間膜と癒着しループを形成しており、そのループをくぐる格好で回腸遠位部が嵌頓していた。憩室は回盲弁より口側約70cmにあり、全長6.5cm幅5.5cmであった。成人のイレウス症例における鑑別診断の1つとしてMeckel憩室も考慮すべきであると考えられた。

索引用語 1. Meckel憩室、2. 腸閉塞症