九州小児外科学会

演題No.P2-4 5月12日 午後 第二会場
演題名 ヒルシュスプルング病(H病)に対する経肛門的根治術および腹腔鏡補助下根治術の経験
発表者所属 鹿児島大学小児外科
発表者氏名 野口啓幸、高松英夫、田原博幸、福重隆彦、加治 建、村上研一
抄録

H病に対して経肛門的根治術(肛門手術)を2例に腹腔鏡補助下根治術(鏡下手術)を5例に施行した。肛門手術の手術時平均日齢、平均体重は251日、6210gで鏡下手術は64日、4862gであった。病変の範囲は肛門手術2例が直腸、鏡下手術は直腸2例、S状結腸1例、下行結腸1例、脾弯曲部1例であった。肛門手術の2例は特に合併症を認めなかったが、上行結腸をpull-throughした鏡下手術の2例では、pull-through腸管の捻転とpull-through腸管の腸間膜間隙による内ヘルニアをそれぞれ1例に認めた。腸間膜血管の処理を必要としない症例には肛門手術が、処理を必要とする症例には鏡下手術が、H病に対するstandardな術式として従来の根治術に代わりうる可能性がある。

索引用語 ヒルシュスプルング病、非開腹手術法