九州小児外科学会

演題No.P3-2 5月12日 午後 第二会場
演題名 自己肝温存生体部分肝移植(APOLT)を施行した胆道閉鎖症の一例
発表者所属 九州大学小児外科1)、同総合外科2)
発表者氏名 廣瀬龍一郎1)、水田祥代1)、窪田正幸1)、生野久美子1)、衣笠有紀1)、高田斉人1)、西崎 隆2)、杉町圭蔵2)
抄録

 今回我々はドナー摘出肝が理想肝容量の最低基準を満たさなかったため自己肝温存生体部分肝移植(APOLT)を施行した一例を経験したので文献的考察を加え報告する。  症例は13歳女児。原疾患は胆道閉鎖症。門脈圧亢進症による難治性消化管出血のため、移植適応となった。ドナー摘出肝が理想肝容量の28%と小さく、術直後のグラフト肝機能不全による肝不全の可能性があったためAPOLTを施行し、術後肝不全を併発することなく良好に経過した。術後1年現在、グラフト肝発育良好、肝機能正常で経過している。  APOLTは部分肝移植のサイズミスマッチに対する有効な術式と考えられた。

索引用語 APOLT、胆道閉鎖症