九州小児外科学会

演題No.P4-4 5月12日 午後 第二会場
演題名 VATER連合の2例
発表者所属 福岡市立こども病院外科1)、同新生児科2)
発表者氏名 橋本佳子1)、財前善雄1)、田口匠平1)、上村哲郎1)、長嵜 彰1)、佐藤和夫2)、近藤 乾2)
抄録

VATER連合は椎骨異常、鎖肛、食道閉鎖を伴う気管食道瘻、橈骨及び腎の異形成の3種以上合併する稀な疾患である。1980年〜1999年12月に経験した食道閉鎖症30例中、VATER連合は2例であった。 症例1;妊娠異常(-)、胎児仮死、前期破水あり。在胎39週2日、出生時体重2160g、男児。食道閉鎖Gross C型に胸椎異常、鎖肛、橈骨・腎異形成、心奇形、気胸を合併。左腎欠損、右腎低形成にて生下時より極少量の排尿しかなく、食道閉鎖及び鎖肛のため腹満も強いため呼吸機能も悪化。治療困難にて6生日に死亡した。 症例2;羊水過多・妊娠中毒症、在胎36週、出生時体重2345g、男児。Gross C型に胸椎異常、橈骨・腎異形成、鎖肛、口唇裂を合併。1生日に食道閉鎖根治術を施行し現在治療中である。

索引用語 食道閉鎖症、VATER連合