九州外科学会 胃,十二指腸

演題No.S1-2 5月12日 午前 第二会場
演題名 救命しえた十二指腸破裂の2例
発表者所属 東国東広域国保総合病院外科
発表者氏名 白羽根健吾・植木理夫・籾井眞二・田畑正久
抄録

迅速な緊急手術で救命しえた十二指腸破裂症例を2例経験した。症例1は 自転車で転倒し、サドルで腹部を強打した12歳の男性で、受傷後1時間半で搬送された。腹部CTにて後腹膜に液体貯留を認め、受傷後4時間で緊急手術を施行した。症例2は78歳女性で胆嚢、総胆管、肝内結石症のためEST後に総胆管結石の切石を試みたが、操作中に十二指腸の穿孔が疑われた。即座にCTを撮影して後腹膜への造影剤、空気の漏出を確認し、穿孔後1時間で緊急手術を行った。いづれも十二指腸内にサンプドレーンを挿入し、穿孔部の単純閉鎖を行った。症例2は胆管炎の危険性が高かったので胆摘、総胆管切開、Tチューブ留置を併施した。両症例ともに術後経過は良好であった。十二指腸破裂症例の診断にはCTが有用で、新鮮例で破裂部の挫滅の少ない症例では十二指腸内へサンプドレーンを留置し、単純閉鎖を行うことで救命可能と思われる

索引用語 十二指腸破裂、単純閉鎖