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1.診察担当医の紹介 (クリックするとさらに詳しい情報がございます)
チーフ 講師 久保 真
サブチーフ 助教 甲斐 昌也
スタッフ 臨床助教 山田 舞
  乳腺外科(1)では、世界のデータとガイドラインに基づいて、病状に応じた適切な治療法を提案します。手術療法・化学療法・放射線療法・免疫療法などの治療法、遺伝子診断を組み合わせたチーム医療と医療連携で、個人を尊重したがん治療を目指します
2.対象疾患
A) 乳腺疾患(乳癌・良性乳腺腫瘍)

3.乳腺外科(1)の概要

得意分野
乳がんに対する手術では、根治性と低侵襲性・整容性の両立を目指しています。また、2008年より九州では最も早く乳がんに対する鏡視下手術を導入しました。

 

診療体制
日本乳癌学会認定医(2名)・専門医(2名)・指導医(1名)などの専門のスタッフが、十分な知識と技術をもって診療にあたっています。常勤の女性スタッフもおります。

 

診療方針
患者さん一人ひとりに対して、主治医・担当医を中心に、全スタッフが診療にあたるグループ診療を基本としています。治療の開始にあたっては、手術や化学療法、放射線療法などについて充分な説明を心がけ、患者さんに十分な理解と安心を得られるよう「わかりやすい医療」を目指しています。


対象疾患
乳がん、乳腺良性腫瘍、乳がんの疑いのある病変など


主な検査
マンモグラフィ、超音波検査、穿刺吸引細胞診、針生検、CT、乳腺MRI、骨シンチ、PET、骨塩定量、遺伝子検査など

 

  • 主な治療
    ■手術:
  •  乳房部分切除術(温存術)・切除術
  •  皮下乳腺全摘術
  •  センチネルリンパ節生検・腋窩リンパ節郭清術
  •  一次乳房再建術(形成外科と連携)
  •  鏡視下手術、乳腺良性腫瘍に対する診断的摘出術 など
  • ■化学療法(術前・後、進行・再発に対して)
    ■内分泌療法(ホルモン治療)
    ■分子標的治療
    ■遺伝カウンセリング

 

学会施設認定
日本外科学会、日本癌治療学会、日本乳癌学会、日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会、日本人類遺伝学会

4.乳腺外来受診のご案内

当科では日本乳癌学会専門医の資格を持った医師が診察を行っています。

新規患者さん

新規の患者様は毎週火曜、木曜の9時から11時30分まで受け付けています。
紹介状がなくても受診することはできますが、より確かで誤りのない診療を受けるために、紹介状を用意し予約をお取りになって下さい。(外来受診方法をご参照ください

ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
(紹介状をお持ちでない方は、初診料に規定額が加算されますのでご注意ください。)

原則的に初診当日に触診、超音波検査、乳房撮影、穿刺吸引細胞診を行い、診断、治療方針、
特殊検査予約、入院予約まで行いますので、お一人様最低3時間は必要です。

このため、新患の方が多数おられますと他の患者様の診察やご説明の間はお待ちいただくことに

なります。大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

来院の際は時間に十分余裕を持っておいでください。

再来患者さん

乳腺内分泌再来は予約制です。

予約電話番号(第一外科外来 092-642-5453 平日8時30分〜16時30分まで)

毎週火曜、木曜の午前9時30分から午後4時30分までの予約診療を行っております(3ヶ月先まで)。

外来で抗がん剤治療を行っております。

5.おもな手術

乳房温存手術
 腫瘤の大きさや位置、病変の広がり、乳房の形や大きさといった個人差により、同じ術式であってもさまざまなケースがあります。乳房(乳腺組織)が残ったとしても、大きく変形したり、左右のバランスがくずれては、患者様の満足度は低いもの になってしまいます。また、乳房を残すことにこだわりすぎて再発が増えてしまっては患者様にとって大きな不利益となります。 当施設では通常検査と必要に応じて追加する特殊検査(MRIなど)を組合わせて、乳房温存手術の適応について多角的に検討を行い、さまざまな手術方法を駆使して美容的に もより満足していただける乳房温存手術と低い局所再発率の両立を目指しています。 当科では、セカンドオピニオン(今かかっていらっしゃる病院以外の施設で、医師の診察を受け、改めて診断を行うことまたは、診断について意見を聞くこと) も受け付けております。他施設で乳房温存不可能と診断された患者様で、温存手術の可能性について再検査・再診断を希望される方などいらっしゃいましたら、 ぜひ当科にご相談ください。

 

皮下乳腺全摘・同時再建手術
 腫瘍が大きく通常の乳房温存(通常腫瘍が3cm以下)ができないけれども、皮膚や乳首が残せる場合は、 皮膚の下の乳腺をすべて切除し、同時に背中の筋肉と横腹の脂肪を胸に移したりインプラントを挿入して、 乳房を再建する手術を行っています。自家組織での乳房再建は、手術時間が通常の乳房温存手術の約2倍かかり、 背中にも傷が残りますが、体の中に異物が入らないこと、一度の手術で済むことの点で患者様の満足度は高いようです。

 

乳房切除・組織拡張器挿入
 どうしても(乳頭を含めた)乳房切除が必要な場合で乳房再建をご希望の方のために、組織拡張器による乳房再建をご提案しています。乳房形成専門の形成外科医と共働し、乳房切除と同時に組織 拡張器という特殊プラスチックやシリコンでできた袋を皮膚の下に入れ、生理食塩水を少しずつ注入して乳房のふくらみに見合った皮膚のゆとりをつくり ます。そのあと乳房再建と乳頭乳輪再建を行います。以前は保険適応がありませんでしたが、現在は保険治療が可能です。

拡大乳房切除・皮弁による胸壁再建
 腫瘍があったのを我慢していて腫瘍が大きくなり、通常の切除ができなくなった方には、 腫瘍ごと皮膚を広く切除し、おなかから皮膚・脂肪・筋肉(腹直筋皮弁といいます)を 広く取ってきて胸を再建する手術を行っています。特におなかの皮膚と脂肪に余裕がある方は20cmx30cm以上の 皮膚をおおうことが可能です。広い皮膚移植が必要でなければ、下腹部や大腿から皮膚のみの移植をします。他施設で乳房切除が不可能と判断された方もあきらめずご相談ください。

6.患者さんへのメッセージ

 現在年間9万人の方が新たに乳がんになられており、12人にひとりがかかる時代です。乳がんは、平均すると5年生存率85%と比較的予後の良いがんといわれていますが、そのことは逆に乳がんになられた後の生活が長いことを意味します。そして、初期の方、進行期の方、手術出来る方、出来ない方、抗がん剤を先にする方、後にする方、放射線治療をする方、しない方、乳房を再建される方、されない方、ホルモン剤を内服される方、されない方、母であり、妻であり、娘であり、さまざまな状況の方がいらっしゃいます。そんな時、「正しい知識こそが力」となります。一緒に勉強し、QOL(生活の質)を重視した治療をめざしましょう。

 

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