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研修・入局案内

卒後臨床研修・後期研修(入局)のご案内

当科では、「患者さんにやさしい医療の実践」と「様々な領域から求められる外科医の育成」をモットーに、
若手外科医の育成を行っています。

卒後臨床研修・後期研修(入局)のご案内

第一外科の基本方針

  • 患者さんに優しい医療の実践。
  • 協調性のあるバランスのとれた外科医の育成。求められる外科医。
  • 一般外科医として十分なトレーニングののち、サブスペシャリティーへ。
  • 多くの価値観の尊重(多様な個性の持ち主がいて、組織の強さとなっています)
  • 自由な環境(やりたいことは相談を。必ずチャンスがもらえます)
  • 合議制(治療方針、教室運営、人事などは話し合いで決定します)
当科では、「患者さんにやさしい医療の実践」と「様々な領域から求められる外科医の育成」をモットーに、若手外科医の育成を行っています。 また、当科の特徴として「自由な環境」と「多様な価値観」を尊重しており、多様な個性の持ち主たちが組織の強さとなっております。

第一外科が扱う領域

  • 上部消化管外科(食道・胃・十二指腸)
  • 下部消化管外科(大腸・小腸・肛門)
  • 肝・胆・膵・膵
  • 腎・膵移植・血管
  • 乳腺
  • 内分泌(甲状腺・副甲状腺)
  • 胸部(肺・縦隔)
特に第一外科が得意とする領域
  • 鏡視下手術:食道癌、胃癌、大腸癌の95%以上を行っている。
  • 腹腔鏡下の膵臓手術:2018年までに290例に施行。ロボット支援下手術も開始。
  • 移植:現在までに1000例以上の腎移植、60例以上の膵移植。鏡視下ドナー手術。
新専門医制度の施行については未確定ですが、先端医療に注力できる環境・研究を行うための環境・そしてこれまで培った縦横のつながり・マンパワーを備えた当科は、 十分に魅力的な外科医局と考えています。また、女性外科医も増えてきており、ワーク・ライフバランスを調整しながら活躍できる体制を目指しております。

外科領域専門医プログラム

平成30年度より新専門医制度が導入され、全国で外科専門医プログラムが開始されました。外科専門医を目指すにはプログラムへの登録が必須です。 プログラムでは必要な経験症例が定められており、早期の専門医取得を目指すならばより多くの症例を経験できるプログラムに入る必要があります。 九州大学外科専門医プログラムは多くの連携施設と共に大きなプログラムを構成しており、より多くの症例を経験できます。

九州大学第一外科 九州大学外科専門医プログラム運用状況

九州⼤学外科専⾨医プログラムは、夏〜秋が締め切り。募集定員あり。
初期研修時代の症例も、さかのぼって登録できる︕︕
プログラム連携施設(上記)において外科学会専門医取得に必要な手技,経験項目をクリアできるようカリキュラムを組んでいきます。 その中には,消化器,呼吸器,乳腺,血管など一般外科領域の手術,管理技術と外科臨床に伴う検査や麻酔技術の修得を目標とした臨床研修が含まれます。 可能であれば、消化器外科学会,胸部外科学会,乳癌学会などのサブスペシャリティーの専門医や内視鏡外科技術認定医などの資格を習得していただきます。

研究

  • 論理的に物事を考えるクセを⾝につける。
  • 臨床の疑問点の解決と臨床応⽤の実践。
  • 論⽂作成の訓練と後輩への指導 医者は⼀⽣勉強。新たな知⾒は論⽂で報告!
  • 知的欲求の充⾜

主な研究課題

  • 癌の分⼦⽣物学
  • 癌間質相互作⽤
  • 膵液、⽣検材料を⽤いた癌の早期診断法開発
  • 胆道・消化管運動⽣理学
  • 膵切除後のホルモン動態
  • がん免疫
  • 移植免疫、虚⾎・再灌流障害
他にも希望があれば病理学、⽣化学などの基礎研究室での研究も⾏うことができます。国内他施設・国外での研究も可能です。

留学のすすめ

国外留学先(過去〜現在)

アメリカ
ハーバード大学、エール大学、ニューヨーク州立大学、コロンビア大学、ピッツバーグ大学、トーマスジェファーソン大学、国立衛生研究所(NIH)、ジョンズホプキンス大学、バージニア州立大学、クリーブランドクリニック、メイヨ―クリニック、ミネソタ州立大学、ノースウエスタン大学、カンザス州立大学、ジョージワシントン大学、アラバマ州立大学、テキサス州立大学、ネバダ州立大学、テキサス大学MDアンダーソンがんセンター、アルバートアインシュタイン医科大学、カリフォルニア州立大学サンディエゴ校・ロサンゼルス校、ジョンウェイン研究所、シティオブホープ国立メディカルセンターベックマン
ドイツ
ハイデルベルク大学
フランス
パリ大学
オーストラリア
ブリンダース大学

国内留学先(過去〜現在)

アメリカ
癌研有明病院、昭和⼤学江東豊洲病院、国⽴がんセンター、東京⼥⼦医科⼤学、⼤阪⾚⼗字病院
その後の進路は、研究、臨床、留学などの個々の希望と適正を考えて話し合って決めていきますが、多くのものは大学院で3~4年間、研究を行っております。 研究によって得られる理論的な考え方や医学データの考察、論文の書き方のトレーニングは、長い外科医人生において重要と考えております。 外科臨床に専念したい方、医学研究を志す方、先端医療をライフワークに行いたい方、研究・留学を経験したい方は、今後の選択肢として当科が希望に応えるものと確信しております。

みなさんへ

初期研修

  • 特定の臓器だけでなく、メンタル面も含めた患者さんの全身を診ることができるよう指導します。
  • 最先端で第一線の外科治療を体験し、外科医を目指すきっかけができます。
  • 指導教官と3~5年目の臨床医員による集中指導を行います。いつでも困ったときには相談できます。
  • 研修医でも頑張りにより皮膚縫合、ヘルニア修復術などを行うチャンスがあります。
  • 九大病院での研修により得られた人脈は将来の診療にも役立ちます。

後期研修

  • 最初から専門臓器は決めず、様々な臓器が扱えるようになる修練を積みながら、自分がやりたい専門臓器を決める事ができます。
  • 自分がやりたいことを、やりたいと言える自由な環境です。しかるべき時期に必ずチャンスがもらえます。
  • 国内、国外への留学のチャンスもあります。
  • 外科がしたい、手術ができるようになりたいと思う人は是非第一外科へ!
当科の雰囲気などを見学したい方は、ご連絡ください。外科医を志す若者をお待ちしております。

わからないこと,疑問に思うことがございましたら,お気軽にお問い合わせください。
見学などの受け入れも随時行っております。

九州大学大学院 臨床・腫瘍外科(第一外科)
〒812-8582 
福岡市東区馬出3丁目1番1号 
九州大学大学院 臨床・腫瘍外科

医局長 水内祐介 宛
電話番号:092-642-5440 FAX番号:092-642-5457
E-mail: s1-admin@surg1.med.kyushu-u.ac.jp